11月4日、北京汽車集団有限公司（以下「BAICグループ」）と奥働新エネルギー自働車科技有限公司（以下「Aulton新エネ」）は北京で戦略的提携枠組み協定に調印した。BAICグループ党委員会副書記で取締役兼総経理の張夕勇氏、BAICグループ党委員会常務委員で副総経理の蒋自力氏、BAICグループ副総経理の張建勇氏、北京市交通委員会タクシー（カーリース）処長の呉潔氏、北京市交通委員会タクシー（カーリース）処副処長の李松氏、BAICグループ戦略計画ディレクターの魏剛氏、BAIC新エネ総経理の馬倣列氏、BAIC Foton自動車党委員会常務委員で取締役兼副総経理の陳青山氏、北汽グループマーケティング業務委員会主任の李一秀氏、北汽新エネ副総経理の葉小華氏、Aulton新エネ代表取締役の蔡東青氏、Aulton新エネ共同代表取締役の張建平氏、Aulton新エネ副総裁の楊燁氏らが会議に出席した。

協定に基づき、BAICグループとAulton新エネは「市場牽引、技術リード、イノベーション主導、互恵とウィンウィン」の原則に基づき、戦略的提携を結び、新エネ自動車分野で深く協力し、中国新エネ自動車産業の発展を共に推進していく。

n 乗用車分野では、BAICグループの子会社であるBAIC新エネは、Aulton新エネと協力して、全国主要大・中型都市におけるバッテリー交換モデル及びバッテリー交換サービスの普及を行い、北京を目標市場とするバッテリ交換運営サービス会社に共同出資する意向である。

n 商用車分野では、ユーザーのニーズや新エネ配送車両の特定な応用シーンに基づき、BAICグループの子会社であるBAIC Fotonは、Aulton新エネと協力して、新エネ商用車分野でのバッテリー交換モデルの運用を検討する予定である。

BAICグループ戦略計画ディレクターの魏剛氏、Aulton新エネ共同代表取締役張建平氏が両社を代表して戦略的提携協定に署名

立会人は左から、BAICグループ副総経理の張建勇氏、BAICグループ党委員会常務委員で副総経理の蒋自力氏、党委員会副書記で総経理の張夕勇氏、北京市交通委員会タクシー（カーリース）処長の呉潔氏、Aulton新エネ代表取締役の蔡東青氏、北京市交通委員会タクシー（カーリース）処副処長の李松氏、Aulton新エネ代表取締役特別顧問の石予友氏、Aulton新エネ副総裁の楊燁氏である。

BAICグループ党委員会副書記で取締兼総経理の張夕勇氏は「BAICグループは中国新エネ自動車産業のリーディングカンパニー、北京市に所属する国有企業の先頭に立つ企業であり、Aulton新エネも中国国内のバッテリー交換ステーション建設と運営分野のリーディングカンパニーです。両社は、これまで中国国内の主要都市でバッテリー交換モデル運営を展開し、豊富な運営経験を積み重ねてきて、政府、業界、お客様から高い評価を得ています。今後、両社はEVのバッテリー交換運営に関わる建設・普及・応用をめぐって、新たな連携を行い、中国新エネ自動車産業の発展を共同で推進し、首都北京と全国の大・中型都市におけるバッテリー式電気タクシー応用と普及の促進に貢献していきます。同時に、商用車、配送車両、オンライン配車など、より多くの公共利用シーンにおけるバッテリー交換ビジネスモデルの適用を共同で検討していきます」と述べだ。

Aulton新エネ代表取締役の蔡東青は、「これはBAICグループとAulton新エネの協力における3つ目の重要なマイルストーンです。両社は、バッテリー交換事業の発展を促進するため、誠意を持って協力しています。現在までに、Aultonは11都市で160か所以上のバッテリー交換ステーションを建設・運営し、BAIC新エネEUシリーズのタクシーの利用者に安全・効率的・便利なエネルギーチャージサービスを提供しています。現在、BAICとAultonは「垂直方向は統合を深め、水平方向は開拓を速める」という戦略的提携の方向を定め、バッテリー交換モデルの全面的な普及と応用をともに進めています。これはAultonにとって励みとなり、バッテリー交換モデルが中国新エネ自動車産業で新しい世界を切り拓く証となっています。」と述べだ。

北京市交通委員会タクシー（カーリース）処長の呉潔氏は、「BAICグループとAulton新エネの北京市の青空防衛戦への強力な支持に感謝します。今年、北京はタクシーの純電気化及び交換を主とした充電・バッテリー交換の互換性という技術路線を明確しています。5月20日にタクシー電動化の政策を発表された以来、タクシーバッテリー交換運営は社会各界から認められ、運転手からも支持を得ています。良い評判は、次の普及のための土台を築きました」と述べだ。

力を合わせてバッテリー交換運営の新しいモデルを切り拓く

目覚ましい成果

2016年、BAIC新エネはAulton新エネと戦略的提携協定を締結し、新エネ自動車産業モデル革新を推進する国家的取り組みを背景に、中国におけるタクシーバッテリー交換の新時代を切り拓いた。

バッテリー交換運営モデルは、革新的な利用シーン設計を採用し、車両到着から出るまでの全工程わずか2分46秒で、車両のバッテリー交換によるエネルギーチャージを完了することができる。これは、タクシー、オンライン配車及びかなり多くの特定群体の使用ニーズをよりよく満たし、長距離・全天候利用する場合のエネルギーチャージへの不安を効果的に解決している。この3年間、両社は手を携えて共に歩み、模索と革新を続け、目覚ましい成果を上げてきた。これまで、Aulton新エネは全国11都市に160か所以上のバッテリー交換ステーションを建設し、BAIC新エネEUシリーズのタクシーにバッテリー交換サービスを提供し、バッテリー交換対応車の累計走行距離4.7億㎞超、バッテリー交換対応車累計最長走行距離70万km超、バッテリー交換回数累計337万回に達している。Aulton新エネとBAIC新エネが提唱するバッテリー交換モデルは、より安全で、より効率的で、より便利なエネルギーチャージサービスであり、バッテリーのフルライフサイクル安全管理システムに対して、独自の優勢を持つバッテリーのカスケード利用利用提案を実施することが可能である。また、バッテリー交換モデルに基づき、革新的な「車電分離」（EV車体と電池との切り離し）ビジネスモデルを実施し、完成車メーカーと運営業者の機能割賦を行い、新エネ自動車の普及を迅速に推進することも可能である。Aulton新エネは3年以上のバッテリー交換実績により、バッテリー交換モデルの成功と完成度を十分に検証し、業界とユーザーから高い評価を得ており、業界の発展を牽引し、政府から強い支持を受けている。このほど、工業情報化部が主導する『新エネ自動車産業発展計画（2021-2035）』（意見募集稿）が公表された。今後15年間の中国新エネ自動車政策の網領となる文書として、計画には、充電・バッテリー交換に関するインフラ建設を加速し、バッテリー交換モデルの応用を推奨することが明記されている。

【握手記念撮影を撮るBAICグループ党委員会副書記で取締役兼総経理の張夕勇氏とAulton新エネ代表取締役の蔡東青氏】

BAIC乗用車、配送車両

バッテリー交換時代への本格的な加速

BAICグループは、中国バッテリー式EV産業の先頭に立つ企業として、中国の新エネルギー産業の発展をリードしてきた。傘下のBAIC新エネは、6年連続で中国EV販売台数第1位を維持し、BAIC Fotonは、新エネ商用車種が最も豊富な国内企業に発展してきた。Aulton新エネは、中国におけるバッテリー交換ステーション建設・運営のリーディングカンパニーとして、EVバッテリーの普及とバッテリー交換ステーションの建設・運営において、優れた販路と市場開拓能力を持っている。

過去数年間、BAICとAultonは、これまで中国国内の主要都市で協業し、豊富な運営経験を積み重ねてきて、政府、業界、お客様から高い評価を得ている。また、BAICとAulton新エネとの戦略的提携協定では、両社がそれぞれの強みを生かして、全国主要大・中型都市におけるバッテリー交換モデル及びバッテリー交換サービスの普及を行い、北京を目標市場とするバッテリ交換運営サービス会社に共同出資することが明記されている。

BAICは、タクシーのバッテリー交換分野における両社の熟達な技術と成功経験を踏まえて、新エネ商用車分野でバッテリー交換モデルを広める意欲を示している。戦略的提携協定は、Aulton新エネとBAIC Fotonが大口顧客の優良資源、巨大な市場需要、新エネ配送車両の特定使用シーンに基づき、新エネ商用車の分野におけるバッテリー交換モデルの応用を共同で研究し、国の「青空防衛戦」を勝ち取るために全面的に支援することを提案している。

これは、BAICグループがバッテリー交換モデルを非常に重視しており、乗用車と商用車の分野でバッテリー交換モデルを大いに推進し、バッテリー交換時代に全面的に突入することを示すものである。

Aulton新エネ

バッテリー交換業界のリーディングカンパニー

Aulton新エネは、国内のEVバッテリー交換・充電サービスシェアリングプラットフォームのパイオニアとベンチマーク企業として、20年にわたり、EVバッテリー交換・充電技術の研究開発と商業化運営に専念してきた。Aulton新エネは、長い間革新的な研究開発と営業実践を経て、バッテリー交換分野のコア技術を身に付け、安全で効率的な電気乗用車バッテリー交換技術で「中国自動車工業科学技術賞」、ISO 9001認証、世界初のEVに関する欧州連合のCEマーク（全EU加盟国の安全性能基準を満たすものに付けられる基準適合マーク）などを獲得し、国内外業界基準6件を起草した。Aultonはバッテリー交換分野で300件以上の技術特許を保有し、高速交換接続システム、車台型バッテリー交換システム、バッテリーのフルライフサイクル管理技術、高速交換バッテリーケース、バッテリー交換ネットワーク運営管理など多くの重要技術を掌握している。

今後、Aulton新エネは、社会各界の優位資源と連携して、バッテリー交換ビジネスモデルの新しい構想を模索し、バッテリー電池のバッテリーのカスケード利用ソリューションの応用を積極的に推進し、バッテリー交換ネットワークの配置を速め、5年以内に省都や経済発達都市50都市に進出し、バッテリー交換ステーション5000か所を建設し、EV 150万台の運営を支え、都市により効率的なエネルギーチャージサービスを提供し、「青空防衛戦」を勝ち取る計画である。