奥動新エネ自動車技術有限公司(以下「Aulton」と略称する)は世界においてもバッテリー交換モデルの創始者とパイオニアです。2000年から、上海電巴(Aulton新エネグループの独資子会社)はバッテリー交換を探り始めました。Aultonは世界をリードするスマートエネルギーサービスプラットホームを目指して努めています。
技術備蓄において、バッテリー交換システムに関する技術特許をグロバルで3000件以上保有し、欧州連合EUから世界初のEVに関するバッテリー交換システムCE証明書、IEC規格などを含む国際資格の証明書を取得しており、国内外の104件を超える業界スタンダードの制定に積極的に参画しました。Aultonは2021年工業情報化部の「専精特新」小巨人企業、広州ユニコーン革新企業、広州高精尖企業、2022年国家知的財産権優勢企業、胡潤百富(Hurun Report)から『2022上半期グローバルユニコーン』、広東省名優ハイテク製品、中国自動車サプライチェーン優秀革新製品などの称号を相次いで獲得しました。現在、Aultonバッテリー交換ステーションはすでに幅広いブランド車種の20秒間の超高速な交換を実現し、土地と電力資源の利用効率を大幅に向上させ、社会資源の利用を集約化し、ユーザーがシェアリング、超高速、安全、ユーザーフレンドリーだと体験できるサービスを構築しています。
ビジネスモデルにおいて、Aultonはバッテリー交換コア技術の研究開発、バッテリー交換ステーションのビジネス化運営、バッテリーバンク、バッテリーのフルライフサイクル管理、バッテリー交換蓄エネ一体化、電力取引、炭素取引などを統括して、多位一体の閉ループのバッテリー交換ビジネスとなっています。
自動車メーカーの協力において、Aultonはすでに第一汽車(FAW GROUP)、東風(DONGFENG MOTOR)、長安(CHANGAN AUTO)、上海汽車(SAIC)、北汽(BAIC MOTOR)、広汽(GAC)、東風日産(DONGFENG NISSAN)、合衆(HOZON AUTO GROUP)など16社を超える主流自動車メーカーと連携しており、またバッテリー交換モデルを30車種以上共同開発し、幅広いブランドや車種にバッテリー交換通用サービスを提供しています。
市場のレイアウトにおいて、北京、上海、広州、アモイ、海口、三亜、重慶、合肥、鄭州、長春、南京、武漢、杭州、昆明、張家口、蘭州など中国全土58都市をカバーし、交換ステーションを812か所以上投資・建設(建設中を含む)し、大規模のビジネス化バッテリー交換運営ソリューションを形成しています。2008年から、北京オリンピック、上海万博、広州アジア大会、厦門BRICS首脳会議などの国際大型会議や活動に助力してきました。
2021年から、Aultonは開放的で多元的な提携モデルにより、エネルギー大手、地方都市投資、交通輸送企業、自動車ディーラーなど100社近くのパートナーと手をつないで、広州、深セン、南京、合肥、東莞などで地域合弁というモデルで、タクシー、配車サービス、公用車などのバッテリー交換の実践を加速させています。
バッテリー交換と蓄エネの一体化において、エネルギー効率を高めるため、AultonはV2S2Gという概念を革新的に提案しました。つまりバッテリー交換車両とバッテリー交換ステーションと電力網との三方の間で効率的に送電し合うことです。バッテリー交換ステーションはすべて都市の分散型蓄エネステーションであり、エネルギーのその場で利用できます。さらにフルパワーで電力網を支えることができるし、ピーク時に充電し、トラフ時に放電することで、電力バランスを調節し、電力網の重荷を下げ、グリーン低炭素電力網の建設に助力することができます。
カーボンニュートラルへの摸索において、Aultonは全国の共有バッテリー交換サービスネットワークの配置を継続的に加速させており、2021年5月、同社は中国石油化工(シノペック)とストラテジー・パートナーシップを結び、多元的な総合エネルギーサービス提供の新局面を共同で展開させようとして、国の「二酸化炭素排出量ピークアウトとカーボンニュートラル」という戦略達成の一助としていました。同年の11月、英国石油bpと合弁提携協定に公式的調印し、「都市ごとに合弁会社を設立」という連携モデルの立ち上げに手をつないで取り組むと同時に、中国国内における連携のテリトリー拡張や海外協力の可能性をめぐっても、積極的に検討していました。
2023年8月までに、Aultonはバッテリー交換を累計で7030万回以上行い、80万トン以上の炭素排出の削減量を実現しました。
将来に向かって、Aultonは2025年までに、中国全土にバッテリー交換ステーションを10000ヵ所以上投資・建設するよう、1000万台超える新エネ自動車にバッテリー交換サービスを提供し、都市部向けの効率的分散型蓄エネネットワークを構築する企画を立てました。 これもバッテリー交換により、国の「二酸化炭素排出量ピークアウトとカーボンニュートラル」という戦略への最適な応答となります。